南田に散歩
今年は盆以降、悪い天気が長い。秋雨、台風。日照は平年の6,7割程度のようで早稲の慣行稲は悪いだろう。台風で酷い災害の出ている県もある、稲刈りどころではないようだ。
午前ゆっくりして、南田を見に行く。台風の後から涼しくなって気持ちのいい天気。近隣の田をゆっくりと見て歩く。1枚1枚が違って面白い。
南田の農林22号。右はヒノヒカリ。
播種、田植とも1週間遅くしたがヒノヒカリよりやや早い。
長い。いつ見てもしなやかで美しい22号。短かったが穂ばらみ期の前ごろに急に伸びるようだ。
無肥料だが、これから台風が来たら厳しいだろう。こんなに長いので作る人はいないだろう。
台風15号直撃だったがモミずれもなくきれい。
三角田の豊コシ。遅い田植でもヒノよりやや早い。
左は佐賀日和、ヒノヒカリより1週間程度は遅いようだ。
豊コシは水が足らなかった。小出来である。隣田が畑作で水が抜けるようだ。まあ、これからどんな台風が来てもOKだが。量はわずかだろう。
南の四角田。牧田コシ。
左は隣田ヒノヒカリ。田植が2週間ほど早かったが、それであんまり変わらない感じ。
こちら右側隣田は佐賀日和だろう。田植は同じ時期だったが遅い。
まあまあな感じの牧田コシかな。
南田の農林22号、豊コシ、牧田コシはほぼ同じ熟期。
この周辺は最近ヒノヒカリが少なくなっている。
散歩の途中、隣田の人に会ったので、立ち話をする。
ここ1,2年ヒノヒカリから佐賀日和に変えている所が多いとのこと。
ヒノヒカリは収量が少なくなって、価格も下がって来ためとのこと。
また、早い順に、夢しずく、ヒノヒカリ、佐賀びより、もち、WCS瑞穂ちからと分散しているとのことである。
ヒノヒカリより遅い品種が多くなっている。
農林22号、豊コシ、牧田コシは播種、田植を遅くしてもヒノよりやや早い。雀の大群に襲われる可能性が高くなりやや厳しい。
来年以降は、朝日、姫ごのみ、実りつくし、ピカまるなど少し遅いのにした方がいいかもしれない。
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